photo credit: Henrik Kristoffersen og Marcus Monsen via photopin (license)

21歳にしてワールドカップのスラロームチャンピオンとなったノルウェーのスラローマー、ヘンリック・クリストファーセンがノルウェースキー連盟と対立していることがわかりました。このことはすでにリアルタイム速報のほうでドイツ語で流れていますが、要点をまとめるとこんな感じです。

何が問題で、連盟は今後どうすべきか?

1.クリストファーセンは電話会社のTelenor社ではなく、ヘルメットスポンサーにレッドブルを望んでいる。
2.父でもあり、マネージャーでもあるラース・クリフトファーセンが連盟と交渉中
3.契約に関することは7月末までに決めないといけない。(そういう取り決めがノルウェースキー連盟にあるのかも)
4.元ノルウェーチームのエース、ケティル・アンドレ・オーモットは連盟に対し、広告の解放を求めている。

日本でも同じような問題があり、連盟から離れ独立するスキー選手が増えている。

日本でも同じような問題があります。特に来季は世界選手権、2018年はオリンピックが控えてますからナショナルチームに在籍することが必須のシーズンが存在します。

 すでに全日本スキー連盟を離れ、オリンピックを目指した選手は日本でも数名いますが、1番の問題はお金の問題でしょう。連盟に在籍すると広告に関する規制があり、結果連盟を離れて独立してプロスキーヤーとしてワールドカップを目指すという選択肢が最近増えています。詳しい詳細はわからないのでここでは何とも言えませんが、各国のスキー連盟によって広告に関する規定が違うのかもしれません。

 少なくともノルウェーチームは規制が結構あるような感じです。(後述:スビンダルを除く選手達はテレノアの広告をヘルメットに掲載しないといけないという契約条件になってるようです。スビンダルはテレノアになる前からレッドブルと契約していたため、特別に掲載している感じです。)1994年にはスポンサー不足でオーモットやシュースらがお金を出し合ってワールドカップに出たなんて話も何かで読みましたが、今世界各国のナショナルチームの在り方が問われているようにも思えます。

 個人的には世界的にプロ化の方向性がますます強くなると見ていますから、連盟は改革を行なう必要があるような感じがします。

背景にはオリンピックの存在もあるはず(たぶん)

ここからは推測ですが、なぜ連盟に厳しい広告規定があるのか。(クリストファーセンの問題とは分けて読んでください)これに関しては本などを読んで勉強しましたが、連盟とは書いてなかったですが個人的には国際オリンピック委員会(IOC)と国際スキー連盟(FIS)の関係が根強くなってると思われます。

 歴史を遡れば1972年の札幌五輪のときは「アルペンスキー選手はマテリアルを宣伝しまくるのでオリンピック規定違反だ」として40人の選手が出場停止に追い込まれるなど、今では考えられない時代もありました。

本大会の開催前に、オリンピック憲章に示されたアマチュアリズムをめぐって大きな論争が巻き起こった。IOCのアベリー・ブランデージ会長は報酬を受け取ったとされる40人のアルペンスキー選手の参加資格を剥奪すると発表、オーストリアのカール・シュランツ(スキーメーカーから年間5万ドルのスポンサー料を得ていた)は出場を認められなかった。この結果は「金持ちしか五輪に出られなくなる」と選手たちから反発を浴びた。シュランツはその後1989年に復権している。(ウィキペディアより

実際の当時の映像がYouTubeで見れますが、今の時代では本当に考えられないことがごく普通に行なわれていたのです。貴族が貴族以外の人を押さえつけるということが普通にオリンピックで行なわれていた時代があったわけです。

 ゴールでスキー板を掲げることが貴族達にとっては不満だったようで、そういった過去の縛りが今も世界的に根強く残ってるのかもしれません。オリンピックでウェアに広告が載せられないのもこのような貴族達が作ったルールであり、お金を持っている人だけが勝つイベントとしてオリンピックがあるようにも思えます。

 それでもだいぶ緩和されていますから、これから徐々に世界各国で新しいルール作りが始まっていくのではないかなと思います。

参照書籍:IOC―オリンピックを動かす巨大組織―(猪谷千春著)

 

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旅、本、ブログ運営、アルペンスキーについて書いてる個人の趣味サイトです。ツイッターにはブログノウハウ系のつぶやきもあります。 戦績(公認大会): 大回転9位 回転7位 (基礎スキー検定1級所持) マラソン: 5km:17分24秒 ハーフ:1時間28分52秒 フル:3時46分