アルペンスキー競技はいきなり第1シードで滑らせてくれるスポーツではありません。下手な人ほど荒れたコンディションから滑らないといけないという初心者にはまったく優しくないスポーツであります。

ですが、どんな上手い選手でも荒れたコンディションからスタートしました。今や世界一となったマルセル・ヒルシャーも14歳の頃は皆さんと同じ道を歩んでおり、皆さんと同じか、もっとひどいゼッケンを付けて滑っていたわけです。

*14歳の頃のマルセル・ヒルシャーの動画

今日はそんなゼッケンが後ろの人のための練習についてちょっと書いてみたいと思います。

セット替えをしない練習方法も重要

アルペンスキーの練習では必ずセット替えというものがあります。午前と午後に分けてやる場合もあれば、午前に2回、午後1回というパターンもあるでしょう。おそらくほとんどの方はどちらかのパターンでやると思いますし、私もそうでした。

スキー技術はまず綺麗なバーンでないとなかなか指導された通りの滑りが習得できません。なので、綺麗なバーンで練習をし、荒れてきたらセット替えをするというのが基本練習なのですが、たまには

「半日、または1日中セット替えをしない」

という練習も大事です。

例えば10人いた場合、1人10回滑れば最後の方ではゼッケン100番の状況が作れます。合同練習にして人数を増やせば午前中の後半で100番、200番という荒れたコースができあがるはずです。その中で何度も滑り込むと荒れたコース状況でも練習通りの滑りができてきます。できなかったとしても、ビデオで撮影し、あとで上手い選手がなぜ上手に滑れるのかといった研究もできるので、週1〜2回は荒れたバーンコンディションでの練習も効果的です。

どうしても荒れたバーンで練習できない場合どうすれば良いか。

アルペンスキーは個人競技ですが、チームで練習するものです。なので、好き勝手に練習することはできません。毎日荒れたバーンでばかり練習していては基本となる技術を身につけることは難しいからです。

なので、私はフリースキーのときに浅いモーグルバーンをよく利用していた時期がありました。毎日やりすぎて頭から転倒し、記憶喪失になり病院へ直行したこともありましたが(苦笑)、荒れた状況に慣れる、荒れてても攻めていける恐怖心を克服するということをやっていた時期があります。

ゼッケンが後ろだと、どうしても

・ポイントを重視して完走を意識した滑りを選択するか
・一発狙うか

という二者択一の選択を考えることがあります。

個人的には途中からポイントとかどうでも良くなり、100番でも200番でも上位に食い込めるよう、どんなコンディションにも対応できる滑りを身につける練習をしたものです。その1つが

「モーグルバーンでの練習」

でした。

他にも

・深雪
・氷のようなバーン
・圧雪車が入っていなく、整備されていないバーン

などをあえて選択し、いろんなターンをしていました。とにかく毎日「綺麗じゃないバーン」を探してはそこをめがけてフリースキーをしていました。

今思えば、毎日のようにやっていた浅いモーグルバーンの練習から少しずつリザルトが良くなっていったので、悪条件に慣れるということはアルペンスキー競技においてかなり重要かなと思い返したりもします。

ナショナルチームの選手もそういった他の人が滑らないところを、あえて滑っていくということをする選手がいたので、いろんなシチュエーションを想定しておくことは大切です。

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旅、本、ブログ運営、アルペンスキーについて書いてる個人の趣味サイトです。ツイッターにはブログノウハウ系のつぶやきもあります。 戦績(公認大会): 大回転9位 回転7位 (基礎スキー検定1級所持) マラソン: 5km:17分24秒 ハーフ:1時間28分52秒 フル:3時46分