札幌市が2026年冬季オリンピック招致を正式表明

photo credit: vancityhotshots via photopin cc

フェイスブックのアルペンスキー速報で前々からお伝えしてきた札幌市の2026年冬季五輪招致の件ですが、正式に上田市長が発表しました。ですが、これはあくまでも「招致」を表明しただけであり、立候補ではありません。つまりこれから始まる手続きの中に、日本オリンピック委員会に計画書を提出する義務が発生します。

日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恆和会長はすでにコメントを発表しており、「期待はしても厳しい戦いになる」ことはすでにわかっており、2018年韓国、2020年東京、2022年は北京かアルマトイと

「2026年の札幌も決まってしまえばほどんとがアジアでのオリンピック」

となり、問題視される可能性は高い上、国際オリンピック委員会も難色を示すのは確実でしょう。

過去記事:2022年冬季五輪は2018年の韓国に続き2大会連続アジアで。北京五輪再び?

オリンピックという商品は高すぎる投資?

large_14870314215
photo credit: John Twohig Photography via photopin cc
これはいろんな意見があります。まずは高すぎるという意見の街はすでに撤退しており、ノルウェーのオスロも住民の反発が根強く、2022年の立候補から外れました。一方、札幌オリンピック肯定派の意見を昨日ラジオで聞きましたが、こんなメリットもあるということを語っていました。

1.投資金額は高くとも、開催が決定すれば老朽化している札幌や北海道のインフラがリニューアルされる。(個人的な意見を付け加えるならば、北海道新幹線の工事が急ピッチになる可能性もあると私は思います。)
2.札幌だけではなくオール北海道という話も出ているので、北海道経済に貢献する可能性がある。
3.冬季五輪の選手は北海道出身者が多い。そのため、将来にわたって選手育成者、スポーツ事業に携わるものも増え、オリンピック経験者がコーチに就任し、さらにスポーツ経済を強化、選手強化にもつながる。
4.スポーツ用品は間違いなく売り上げが増加する。
5.ニセコなどが世界に知れ渡る中、HOKKAIDOブランドを世界に知らしめる最大のチャンスであり、観光業の基盤を作るチャンスになる。

などを挙げ、短期的に見た場合投資金額は莫大ですが、長期的視点で北海道というブランド全体で見た場合、オリンピックは最大の宣伝効果になりブランディングにも有効というわけです。つまりこの機会を生かすかどうかは北海道住民次第であり、どちらにも転ぶ可能性はあります。

すでに目玉となる新種目案も出ている

large_4285832199
photo credit: JanneM via photopin cc
これはフェイスブックのアルペンスキー速報を昨年から見ている人は知っているかと思いますが、すでに非公式ですが一部新種目の提案も外部では出ています。例えばアルペンスキー。技術系種目はニセコ、高速系種目は富良野、そして新種目を小樽で「スーパーダウンヒル」という案です。このアイディアの中身は

「小樽天狗山スキー場の頂上をスタート地点にし、F1モナコグランプリみたいに道路をスキーで滑り、運河当たりでゴール」(ゴール地点は私の勝手な想像です・・・)

という

「アルペンスキーでは世界初となる市街地の道路を使ったレース」

も実際にアイディアの1つとして出ています。これは小樽の地形でしかできない発想であり(小樽市の案ではない)、可能性として十分有り得る話ではないかと思います。交差点など問題点も多いですが、面白いアイディアの1つではないかと思います。(経費もかかりそうですが^^;)

札幌市は賛成派が3分の2を占め、立候補の土台はすでにできている状況です。ただ、他の国はどこが立候補してくるのか。それ次第ではオスロのような撤退という選択肢もどこかで残しておく必要はあるでしょう。(立候補だけでも150億から200億かかるらしいので)

まずは計画書を作り、日本オリンピック委員会が正式に立候補を表明するのかどうか注目です。


PAGE TOP