サッカーブラジル代表のユニフォームが黄色の理由。1950年7月16日のマラカナンの悲劇と2014ワールドカップを考える。

2014年5月18日

サッカーファンなら知っている人も多い「マラカナンの悲劇」。

ブラジルサッカー史上最悪の事件と言えるこの問題は1950年7月16日に起きました。このブラジル大会以降、実はブラジルではワールドカップが開催されていなく、開催されなかった大きな1つの理由としてこの事件が絡んでいるのではないかと思います。
 

 ウルグアイ対ブラジル。誰もが開催国ブラジルが勝つと思ったこの試合。後半に2得点をウルグアイが入れ、会場が一気に静まり返り、そのままウルグアイが逆転勝ち。この試合後会場では

「会場で自殺者2名、ショック死2名、20人以上が失神」

という最悪の悲劇に見舞われました。

 詳しくは検索などで調べてみてほしいのですが、この事件後ブラジル代表ユニフォームカラーは、「カナリア軍団」と言われる黄色にチェンジされ、この悲劇の試合中に使われた白のユニフォームは一切使用されていません。

 時は64年後の現在。同じ国「ブラジル」にてまもなくサッカーワールドカップが開催されます。

 サッカー日本代表も出場し、日本からも多くのファンが駆けつけ、一ヶ月間日本中がサッカー色に染まるでしょう。私もサッカーが大好きですし、サッカー部にも所属していました。ですが、今現在のブラジルは当時と時代背景こそ違えど

1.貧困問題
2.インフレなどの経済問題
3.スタジアムの建設の遅れ

などが指摘され、、サッカーワールドカップ、2016年リオデジャネイロオリンピックと立て続けにビックイベントが行われるため、

「第2のギリシャ」

になるのではないかとも指摘されています。

 結論から言えば、全てアメリカ次第でブラジル経済がどうなるかが決まると言われていますが、もっと重要なのは

「選手とサポーターなど人命の安全」

です。

 1950年は人種差別などもあり、時代も今のような価値観とは違っていたので一概に比較はできませんが、治安が悪いのはやっぱりどこも指摘しています。日本人はもちろん、世界中の観光客が無事に帰ってくるような安全な大会を祈るばかりですが、1950年にはマラカナンの悲劇という事件があったことも覚えておくといいかと思います。

 そのくらいサッカーというスポーツは暴力、殺人はもちろん、最悪のパターンでは戦争にまで発展した歴史があります。(詳しくは「サッカー戦争」「100時間戦争」「エルサルバドル・ホンジュラス戦争」などで調べてみてください)

 ブラジルは新興国として経済発展を遂げてきましたが、まだまだ問題は山積みです。また、テロなどの警戒もあり、警備体制に問題がないかも気になります。

 サッカーワールドカップブラジル大会まであと一ヶ月。

 無事に終わるよう、願うばかりです。


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