HEADが公式に文章公開。ボディ・ミラーと訴訟に。W杯スキー前走でボンバースキーを使用した動画と写真がこれ。

2016年9月21日

先日のボディ・ミラーとヘッドが裁判という記事の続きですが、19日を過ぎても特にミラー側に変化はなく、ヘッド側がフェイスブックにて公式に声明を発表したくらいでした。

ヘッド側の文章は以下の通りです。

HEADは公式に文章を発表

以下はヘッドがフェイスブックにて公式に発表した声明です。

HEAD SKI
9月19日 21:47
OFFICIAL STATEMENT REGARDING THE LAWSUIT OF BODE MILLER AND HEAD

HEAD has been sued by Bode Miller, whereby Bode Miller is contesting his obligations pursuant to the termination of his endorsement agreement with HEAD in 2015. Bode Miller told HEAD he would finally retire from ski racing but asked a personal favour that his contract would be terminated a year early such that he could enter into an endorsement contract with another ski company for his personal gain. HEAD agreed with his manager to release him from his contract based on his unequivocal intention to stop ski racing, and on the condition that in the event that he changed his mind he agreed not to compete in World Cup or World Championship racing until the end of the 2016/17 season on any other equipment than HEAD skis, boots and bindings. Bode Miller agreed to this as is stipulated in the termination agreement. Notwithstanding the terms of the termination agreement, Bode Miller recently announced that he would breach this agreement. HEAD will be seeking to have Bode honour his contractual commitments and is fully behind him skiing competitively this season, on Head skis, as he is obligated to do.

Johan Eliasch, chairman and CEO of HEAD stated: ‘I am truly very disappointed to see that Bode has no intention to honour his word and that he intends to breach our agreement to that effect. We will take every action to enforce our rights against Bode. That said, HEAD would welcome Bode’s return to World Cup racing, but it has to be on HEAD equipment.’

Rainer Salzgeber, director of the HEAD Ski Race Team added: ‘Of course I would like to see Bode racing again, but it has to be on HEAD equipment.

参照:https://www.facebook.com/headski/posts/10155222290642678

要約すると以下のようになります。

・ミラーはあと1年契約が残っている。ヘッドを使用するならワールドカップのカムバックは歓迎する。
・同意書を交わしているのに他社メーカーでワールドカップ、世界選手権に出場することは契約違反である。
・CEOの発言:非常にガッカリしている

という内容です。

ボディ・ミラーがボンバースキーを履いてW杯の現場を滑った動画と写真

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photo credit: Eurosport – Bode Miller (Discovery VR) via photopin (license)


*この動画は360カメラで撮影したものです。画面左上の矢印を下に向けるとボンバースキーが見れます。

ボディ・ミラーは常に話題(コンテンツ)を開発するプロ。強かな計算もあるのでは?W杯強行出場する狙いを考える。

ここからは個人の推測なので鵜呑みにしないで欲しいのですが、ミラーは常に話題を提供してマスコミをうまく利用してきました。今回の件は従来とは違い、悪質的な要素も含まれていますが、ヘッド側もどうなのかな?というのが個人の感想です。

 そもそも、

「W杯、世界選手権に出なければ、他社を使用していいよ」

という契約もどうなのかな?と思うわけです。日本人選手が国産のスキー板をW杯と世界選手権で使用し、国体やフリースキーでは外国製を使用しているようなものです。そういった契約は過去にはなかったはずです。(おそらくミラーが世界で最初かも)

また、このような契約を交わした時点で事実上ボディ・ミラーを手放したと言っても過言ではないでしょう。また、

・ボンバースキーと契約した2015年時点で違約金をなぜ請求しなかったのか?
・他社のスキー板を履く時点で契約違反と見なさず、契約解除にしなかったのか?(この時点で債務不履行だったはず)

という感じもします。両者の間にいったいどんなやりとりがあったのか非常に気になりますね。

不可解な点もありますが、ミラーの弁護団は勝算があるから提訴に踏み切ったはずです。損をするなら訴えるなんてことはしないでしょう。お金もかかりますからね。

 理由は何にせよ、ボンバースキーはもちろん、今季も「お騒がせなミラー」が帰ってきたということでまた彼の滑りに注目がいくでしょう。W杯直前に訴訟に踏み切るのも注目を集めるための狙いがあるのかもしれません。

現時点ではあまり良いイメージは無いですが、裁判でミラー側、ヘッド側からどんな話が飛び出すのか。その内容次第では両者の印象がまた変わるかもしれませんし、個人的にはスキー用具契約に関することはほとんど公にされないのでこの裁判に注目しています。

続報があればスキー場旅行記ブログにて取り上げたいと思います。

 


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