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アメリカから出てきた技術系スペシャリストのミカエラ・シフリン。日本だとインターハイで競っている年齢で、世界の頂にたった彼女の次のターゲットは
「オールラウンダー」
であり、総合優勝かもしれません。
早ければフランス・バルディゼールワールドカップで高速系デビュー
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実はこのバルディゼールの高速系でデビューするため、先日アメリカのカッパーマウンテンにてスーパーG2連戦に出場していました。結果は15位と16位という結果です。
参照:シフリンのリザルト
バルディゼールのスーパーG出場条件を調べていないので、ちょっとわからないのですが、早ければ今シーズンからワールドカップの高速系に挑戦していくものと思われます。そして、
「世界選手権でもスーパーG出場」
という狙いもあるようです。
ちなみにシフリンのFIS公認大会の戦歴は
・スーパーG:5戦
・ダウンヒル:1戦
・コンバインド:1戦
という状況で、トータルしても7回しか出ていません。
そんな彼女がいきなりワールドカップの舞台を狙うには、やはり
・総合優勝に常に絡めるよう有利なオールラウンダーを視野に入れている
・技術系種目にもスピード系は役立つため、積極的にスピード系にもトライしていく
という2つの要素が大きいのではないかと思います。
特に今はアトミックチームの女子トップでもあり、スポンサーも豊富についているので、資金的にも、環境的にも恵まれています。いろんな条件が揃っているので、挑戦するには絶好の機会ということなのかもしれません。また、アメリカチームの狙いもあったようで、次の一手を打ってくるのではないかと思われます。
ただ、ダウンヒルにはまだトライしないようなので、確実に上位に食い込める種目から狙っていくという堅実な戦略で、徐々にワールドカップの活動範囲を広げていくのではないかと思います。
今シーズンの女子スピード系にとってもシフリンが入ってくることで、ボンとの「エース対決」が実現したりするので、もっと面白くなってくるでしょうね。
Photo:SHIFFRIN Mikaela
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