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請求額は100万円以上。バックカントリーなどスキー場周辺の冬山で遭難した場合の捜索費用金額まとめ

昨日のFacebookの反響が6万人越えという状況で、あまりにも影響が大きかったので、改めてバックカントリーの問題点や遭難した際の請求金額など調べたので参考にしてもらえれば幸いです。(当たり前かもしれませんが、登山と一緒でバックカントリーをする際はきちんとガイドを付ける、事前に予習をする、保険をかける、GPSや防寒用具、食料などの準備をして楽しんでくださいね。)

*昨日紹介した記事


スキーやスノーボードでいわゆるコース外を滑るバックカントリー。近年の気象状況は「局地的」という言葉がふさわしく、想像以上に猛吹雪になったりすることが珍しくなくなりました。個人的にも学生時代ゲレンデの真ん中でホワイトアウトで視界0を経験し、ナイターの明かりや鉄塔から鳴る音楽を頼りに、衝突を避けるため何とかコース脇に避難をし、10分ほど待機した経験があります。ゲレンデ内でもこういったことがあるので、バックカントリーをされる方はぜひ今日の記事を参考にしていただければと思います。

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冬山で遭難したらいくらかかるのか?

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photo credit: timo_w2s via photopin cc

大雑把ですが、

100万円以上

このくらいのお金が請求されると思ってください。ただ、この数字は公的な機関以外に、捜索する人員を増やすため民間も利用した場合というパターンになってくると思われます。(下記の弁護士さんの記事参照)あくまでも参考値ですが、実際はもっと多めに見積もったほうが良いかと思います。(そのくらいの準備と覚悟を持って。という意味で。)

ヘリコプター:
・1分1万円〜
・1時間100万円
*公的な機関、民間会社によって金額差があるのでしょう。民間が入ると一気に負担額は上昇するようなので、まずは捜索願いを公的な機関(自治体、警察、自衛隊、消防など)にお願いするというのが1番安い方法ではないかと思いますし、そのほうが確実でしょう。また、民間のヘリコプターを利用した場合、機種によっても金額差がかなりあるので、遭難当日の在庫数によってもかなり変わってきます。ちなみに私が見たA社は1時間当たり30万円から140万円とかなり開きがあることがわかりました。(AS332Lスーパーピューマというユーロコプター社のヘリは税込みで1時間146万円になります。)東京の夜景デートなどで使うスカイクルーズが土日使用で15分23000円ですから、決して安い金額ではないことは確かです。(詳しくは「ヘリコプター レンタル」などのキーワードで検索してみてください。)

捜索隊の費用:
・民間の場合は1人当たり1日3万円から5万円。冬はもっと高額になるようで1日20万円から50万円以上というケースもあるそうで。なので、山で遭難し電話がつながるのであれば、公的な機関(消防、警察など)に電話したほうが良いと思います。ですが、長期戦を避けるため公務員だけでなく、民間に依頼するケースもあるそうで、捜索期間が長ければ長いほど請求金額は上がると思ったほうが良いと思います。
・場合によっては消耗品や宿泊費、遺体の搬送費用など細かい部分も全て遭難者、遭難関係者(家族など)に請求されるケースもある。

ということです。

参考記事:もし冬山で遭難したら費用はいくら請求される?(弁護士さんのお話です)

バックカントリーの危険性を知ること

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photo credit: Andre Charland via photopin cc

最近は雑誌などでスキーヤーやスノーボーダーの人達がカッコいい滑りと雄大な景色をバックに沢山の写真を掲載するようになりました。ですが、昔は

「スキー場のコース外は危険!」

という看板があちこちにありました。今もあるとは思いますが、現在と昔の違いは

「雑誌や本でこれほどバックカントリーが取り上げられた時代は無い」

ということです。

最近は「日帰り山スキーガイド」のような本もあり、専門誌まであります。ですがほとんどの人はFacebookやツイッター、雑誌の写真ばかりを見て、実際にバックカントリーの危険性まで考える人はどの程度いるのか疑問にもなります。

死者数が増えたり、遭難者が増えているのは確実に

「バックカントリー人口が増えているから」

でしょう。

こうなってくるとスキー場側としても経営にも影響しますし、請求したらしたでスキー場のイメージにも影響を与える可能性も否定できません。救助隊員の人も危険なエリアに行くわけですから、いくら仕事とは言え、命の危険にさらされる可能性もあるわけで、2次災害の危険も出てきます。なので、私たち1人1人が山で滑ることの危険性をきちんと考えるべきであり、学校や地域で子供の頃からきちんと教えてあげる必要性があるのではないかと思います。

(ちなみに当社の統計では動画9割、文字1割という「文字がまったく読まれない」というフェイスブックのデータもあり、活字離れが深刻というのがわかります。雑誌もおそらく同じ傾向があるかと思います。なので危険性について書いても読まれなければ遭難者が増えるばかりなので、読ませる工夫がもっとメディアには必要かと思います。)

スキー場は「リフトで登る登山」ということをお忘れなく

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photo credit: simonov via photopin cc

登山は歩いて登るのでそれなりに準備をしますが、スキー場はリフトで登って滑走するだけなので登山意識は登山家より低い傾向があります。なので、どうしても軽装備になりがちですが、山の天気は変わりやすくゲレンデの横で雪崩も実際に起きることもあるので、

「バックカントリーは特に注意が必要」

でしょう。

山保険というものもあるので、バックカントリーをする人は保険に入っていた方が、いざというときにお金の負担額を0か最小限に押さえることもできるので、保険に入っておいた方が良いかと思います。また、アマゾンや楽天市場などのインターネット通販では折りたたみ式の防寒グッズやサバイバルシート、登山用のGPSも販売されているので、リュックやポケットに入れておくだけでも随分と違う結果になるのではないかと思います。

バックカントリーも冬山で過ごすわけですから、登山の危機意識を強く持っていただきたいと思います。

死んでからでは遅いので。