スキー選手、プロスキーヤーの年収(収入)っていくら?リンゼイボンは3億6000万円、5億円以上稼ぐ人もいるよ。

2015年2月25日

photo credit: Lindsey Vonn Sexy Italian Photo via photopin (license)

number webのほうでリンゼイ・ボンがステンマルクの勝利数を超えるかもというニュースが出ています。この記事の中でボンの年収についても書いてるので、今日はスキー選手のギャラ、年収について書いていきます。

参照:アルペンの女王。~W杯最多勝利、リンゼイ・ボン~

この記事は、スキー場旅行記ブログでも以前取り上げましたね。

「ステンマルクを超えるなんて無理」

と言われましたが、スピード系の勝利数と現在の試合数、ボンの実力と年齢を加味して発言したので、いち早くこの件を取り上げたのですが、スポーツ雑誌をはじめ、徐々にスキーではなく、

「スポーツ業界全体でボンに注目」

し始めています。(大手スポンサーがボンに注目が集まるようなソーシャルマーケティングの仕掛けもすでに始まってるかもしれませんね。各企業の株価とかにも注目していこうと思います)

スキー場旅行記ブログの記事(1年ごとの勝利数を掲載し、勝手に予想してました^^;)
男女混合レースを望んだリンゼイ・ボン(HEAD使用)がアルペンスキーワールドカップ女子歴代最多勝利に並ぶ。あとはインゲマル・ステンマルクのみ。
祝リンゼイボンW杯通算63勝で世界記録更新!新ルール導入後、総合優勝を狙うには高速系はますます重要に。

スキー選手やプロスキーヤーの収入っていくら?

2694368964_da77204809_b
photo credit: 250 Million Dollars via photopin (license)

わかりやすくまとめるとこんな感じです。

スキーインストラクター:月給15万円前後(スキー技術選に出ている一部の選手はスポンサー収入はもちろん、雑誌、DVDの印税なども入ってきます。また有名選手になると資産家のプライベートインストラクターなどもやっている人もいるようで、サラリーマン位の年収を稼いでいる人もいると思います。ただ、現状はかなり厳しいという話は伺っています。また、夏は別の仕事をしている人も多く、自営業タイプの人は宿とインストラクターを兼務する人もおり、ピンキリです。W杯王者を経験しているヘルマンマイヤーはレンガ職人とインストラクターをしながら生計を立てていたのは有名な話で、あだ名の1つに「レンガ職人」という言葉までありました。)

アルペンスキー選手:国体や全日本選手権で勝ってもほとんどの人はサラリーマンか公務員という道で、国内でトップになっても食ってはいけません。ワールドカップに出てもメーカーの社員という人も多く、日本と海外ではかなり違うので、分けて説明します。

日本人選手:

1.雇用されている場合:年収300万円〜3000万円(予想)
*正確な金額はわかりません。ただ、3000万円くらいというのは上村愛子さんの数字です。この金額はあの野球選手とゴルフ選手はどちらが儲かるのか?に書いてます。ただ、会社に雇用されている場合、引退後もそのまま社員となる可能性もあるので、安定感を重視したい人はこちらの方向性が良いのかな?と思うのですが、不景気になれば果たしてスポーツ選手を雇い続けるかは定かではありません。ある企業によれば、オリンピック終了後に契約が切れたという選手もいるので、契約内容にもよるかと思います。

2.完全にプロ契約している人の場合:推定年収2000万円〜
*この金額は皆川賢太郎選手がテレビで言った数字だと思うのですが、皆川選手は「1億までは行ったことないけど、数千万円くらい」「海外のトップレーサーは10億円」と言ってました。おそらく第1シードレベルの選手になればこの数字は可能かと思います。W杯で1勝しても100万程度の賞金ですから、ほとんどがメーカーとの契約金、スポンサー収入になるかと思います。(余談ですが、多くのスポーツは賞金ではなく、スポンサー収入とか契約料が大きいのです。テニスの全米オープンの場合、1回戦負けしても450万円という話です。プロテニスプレーヤーは他のスポーツよりも結構手厚いんですよね。皆川選手に関しては「プロになって15年」と言っていたので、乗っている車などから見て、若い頃から日本のアルペンスキー選手で稼ぐ貴重な事例ではないかと思います。実業家+スキーヤーというスタイルが日本では主流でしょうね。)

ちなみに、

「プロスキーヤーは正直誰でもなれる」

のが日本の現状です。何を持ってプロスキーヤーと定義するかは賞金レースが無い日本の事情では難しいところですが、ここでは

「生活できる金額をスキー関連で稼いでいる人」

と定義しておきましょう。

例えば世界一高い山に登っているMさんは昔からプロスキーヤーという肩書きを使ってます。(バレバレですね^^;)若い頃はバリバリのスキーヤーでしたが、最近はあまりスキーをしているところは見ません。賞金のある海外のスキーレースに出ているか?と言ったら年齢的に考えても、たぶん出ていないのではないかと思います。でも、プロスキーヤーなんですね。ここがミソです。むしろ現在はイメージ的には登山家ではないかと思います。ですが、Mさんほどマネージメントやブランディングがうまいスキーヤーはなかなかいないでしょう。

「スキーに興味の無い人に「知ってるスキーヤーは誰?」と聞くとみんな共通してMさんの名前を挙げます。日本人スキーヤーは記録を持ってる人は沢山いますが、記憶に残るスキーヤーがあまりにも少ないのです。」

ここからは推測ですが、Mさんの場合、エベレスト登山の際のスポンサー収入やスキースクール、CM、学校など多方面から収益源を確保しており、

「エベレスト登山など誰もやらないことに挑戦したり、適度に露出することで収入を得ている」

のではないかと思います。(もちろん、本人の挑戦意欲が大前提です。でないとあんな危険な山には普通いけませんから^^;)また、知名度は抜群ですから、スキーヤーとしていろんなところに出向くことも多いので、スキー関係のお金ももちろん得ているはずです。

長々と書いてますが、結果、何が言いたいのかというと

「多くの日本人スキーヤーは知識や技術をお金に換えるのが苦手」

というのが現状ではないかと思います。作家に例えるなら

「上手なスキーヤーは最優秀作家、稼ぐスキーヤーはベストセラー作家」

と言えばわかりやすいでしょうか。同じ作家でも2種類おり、日本には2種類のスキーヤーが同居しています。前者は日本に多いのですが、後者が少ないのは日本のスキー業界の問題点ではないかと思いますし、賞金のレースがない日本にとって、スキーで食っていける環境を整備していくのは私たちの大きな課題ではないかと思っています。

「スキーがうまい、成績優秀=稼げるスキーヤーとは限らない」

ということがこのことからもわかるかと思います。これは学校の勉強と同じで、成績優秀な人=年収が高いというわけではないのと同じです。要は

「儲け方」

なんですね。

ですが、日本のスキー選手達の問題点は

「うまくならないと、成績を上げないとスキーで食べていけないという間違った常識」

が根付いてしまったのではないかと思います。重要なのは

「スキーで稼ぐことと、うまくなることは全く別の話」

ということを認識しておくべきです。(上手いことに超したことはないですけどね)

海外では普通に年収億のプロスキーヤーがいる

ボディミラー

photo credit: The legendary Bode Miller via photopin (license)

さて、ここまでは日本のお話をしてきました。ですが、海外に行くと普通に億を稼ぐスキー選手がいます。まずは賞金のみのランキングから見てみましょう。

2012−2013FISアルペンスキーワールカップ獲得賞金ランキング(左がワールドカップ、右が世界選手権。スポンサーや広告収入などは一切無く賞金のみのランキング)
1位:ティナ・マゼ(スロベニア・女子):6948万円+951万円=7899万円(この金額は私が知る限り最高獲得賞金額ではないかと思います)
2位:マルセル・ヒルシャー(オーストリア・男子):5306万円+644万円=5950万円
3位:フェリックス・ノイロイター(ドイツ・男子):2507万円+1188万円=3695万円
4位:アクセル・ルンド・スビンダル(ノルウェー・男子):2961万円+644万円=3605万円
5位:テッド・リゲティ(アメリカ・男子):2673万円+248万円=2921万円
6位:(まだ17歳の)ミカエラ・シフリン(アメリカ・女子):2296万円+435万円=2731万円
7位:A.フェニンガー(オーストリア・女子):2307万円+149万円=2456万円
8位:M.ヘフルリーシュ(ドイツ・女子):1898万円+545万円=2443万円
9位:イビツァ・コステリッツ(クロアチア・男子):2033万円+307万円=2340万円
10位:リンゼイ・ボン(アメリカ・女子):2108万円
日本人トップ:湯浅直樹 178万円
*ボンは世界選手権の最初の種目で怪我をし欠場したので、ワールドカップのみの賞金となります。シフリンはまだ17歳で2700万円+契約料+広告料になるので、トータルで年収5000万くらいはあるのではないかと思われます。

ここまではあくまでも大会のみの賞金です。湯浅選手の金額を見ればわかりますが、多くの選手は賞金だけでは食っていけません。なので、スキー選手は「広告料(スポンサー)」と「契約料」で稼ぐわけで、こちらのほうが魅力的な業界なのです。

例えば今ステンマルクに最も近いと言われるリンゼイ・ボン。彼女の推定年収は3億6000万円と言われています。(記事上部のnumberの記事参照)この金額はプロ野球選手のトップ級の金額です。

また、スキー大国のオーストリアでも億越えの選手は多いと聞きます。代表格はヘルマンマイヤーの5億7000万円。この数字は国の主要産業がスキーであるオーストリアならではの数字ではないかと思いますし、アルペンスキーはヨーロッパでは特に人気のスポーツであり、F1と並ぶ人気なので、スポンサー収入も大きいのではないかと思います。

そしておそらくスキー選手で1番稼いでいると言われているのは

「アメリカのボディ・ミラー。推定5億円〜10億円」

と言われています。一時期5億越えという噂もあり、正確な金額は無いのですが、どうもミラーがアトミックからヘッドにマテリアルチェンジしたときにスポンサー料金も跳ね上がったという話があります。このときヘッドは北米市場を見込んでの契約をしたという話があり、CMや各マテリアル契約料、ウエアに付けるスポンサー広告枠をトータルすれば相当な金額という話です。彼もマネージメントが非常にうまいスキーヤーの1人でしょう。(若い頃は毎年のように「引退」と言って、常にカメラには彼のスポンサー広告も一緒に映っていましたね(苦笑)。あれもスポンサーからの指示だった?のかわかりませんが、今も継続しているところを見ると、演出の可能性は十分あったでしょうね)

最近ではエナジードリンクメーカーのレッドブルがアルペンスキーワールドカップに参入してきて、選手のヘルメットに次々と露出し始めています。レッドブルはソーシャルネットワークを上手に駆使しており、さらに最近目立つのがウェアラブルカメラGo Proを使ってトレーニング映像を流す選手の多さです。これらもお金が絡んでいる可能性は十分あるでしょう。

また、アメリカのクロスカントリーのナショナルチームが踊ったりするのは、ナショナルチームの台所事情も関係している思われます。

再生回数122万回ですから、日本に例えるなら視聴率1%なので、テレビ並みの影響力があるインターネットを駆使して資金調達しているのが実情でしょう。日本もそうですが、事業仕分けしたあとはさらに全日本スキー連盟の台所事情が厳しくなっています。アメリカはより多くの金額が集まるよう、スポンサー側の欲求を満たすためソーシャルマーケティングを駆使しているのではないかと見ています。

日本のナショナルチームも「踊れるスキーヤーになれ」とは言いませんが、タダ同然のインターネットを駆使して、サービスを提供するという発想は必要ではないかと思います。

たぶん、レースよりもこういった下記の映像の方が一般の人が興味を抱くと思うんですよね。実際に数字出てますし。スキーメーカー各社は完全にソーシャルマーケティングですね。バックカントリー事故が増えたのもソーシャルの影響がありますが、上手に使えばスキー人口を爆発的に増やす起爆剤になると思います。

スキー選手はメディアを持って資金調達すべき

image
かくいう私もこのブログから収入を得ています。今まで培ってきたスキーの知識を生かしてお金を稼いでますが、今は誰でもメディアを持てる時代です。

ナショナルチームレベルの選手からも相談を受けたことがありますが、マネージメントができない選手が多く、資金調達で苦しみ、テクニックがあってもそのまま辞めていく選手は日本には非常に多いです。なので誰でもプロスキーヤーになれる方法というコーナーを立ち上げては不定期更新で情報を無料で提供しています。

「スキーをお金に換えたい」

という人はブックマーク、またはFacebookのファンページに登録しておいてください。(宣伝になってしもうた)

最後に。

リンゼイ・ボンの恋人であるタイガーウッズもゴルフだけでなく、子供の頃から資金調達方法を学んだとカモにならない投資術―人生後半からの負けないお金哲学に書いてます。一部抜粋して紹介しておきます。

 天才プロゴルファー、タイガー・ウッズ。彼が幼少の頃から父親に手ほどきを受け、また同時に精神面でも厳しく鍛えられた話は有名である。この父親はタイガーにお金の扱い方も教えた。プロに転向してスポンサーとの巨額契約を次々と結び賞金が入り始めた頃、彼は口を酸っぱくしてタイガーに言い聞かせたそうだ。「××は素晴らしい人間であり優れた選手だったが経済観念がなかった。だから今でも苦労している――」。忠告に応えタイガーは貯金をし、投資を行なうようになった。

父親はタイガーに投資のアイディアを提案させ、それを信頼できるファイナンシャルプランナーと共に実行させている。積極的な社会貢献を促したのも父親だった。その一例が2006年5月にオープンした「タイガー・ウッズ学習センター」。子供にゴルフだけでなく教育の場まで与えるという、父子で温めてきた夢であった。

タイガーの幸せはゴルフだけでなく、トータルにお金の扱い方、「お金に関する知恵」を教えてくれた父親、すなわち優れた師匠に恵まれたということではないだろうか? こんな師匠がそうそういるはずもない。だったらそれに代わる本を書いてみてはどうかと考えた。

タイガー親子のような「お金哲学」を持たないばかりに方向性を見失い、金融機関にカモにされるばかりの人たちは多い。どうお金を扱ったらいいのか。どうしたらお金は貯まるのか。どうしたらそこそこのリターンをあげていくことができるのか。お金と幸福の関係、また自分にできる社会貢献は? こうした疑問を常々考えていたのでこれを機会にまとめてみた。投資に関する英国王室や先人たちの知恵、お金に関する現代心理学の実験結果も併せてご紹介する。

「お金のことを考える」は「お金オンリー」になることではない。むしろ逆で、お金に煩わされたり支配されたりすることから解放され、自分の好みのライフスタイル、自分のライフデザインにそった生活が心おきなくできるように、お金のことを深く考え、お金にお金を生ませるように活かしてあげるのである。

私たち現代人ほぼ全員がお金情報の氾濫のなか「なんとかしなくては」と思いつつ、時間欠乏症に悩み、お金のこと、資産のことを後回しにし続けているのではないだろうか。各筋からのお誘いや情報に振り回されることをやめ、主体的に取り組み始めよう。きっと心もスッキリするに違いない


PAGE TOP